星降る宙のダンデリオン CHARACTER

14歳の銀河人（地球人種の意味）巨大企業ニューコム社とU.G.S.Fの共同実験に参加していた軍属民間人の少年。
銀河人と長らく対立状態にある国家「ゾ・アウス（通称：軍事帝国）」との戦争によって両親を失い、ニューコム社に勤める姉、アイ・ダヴェンポートの手一つで育てられていたが、共同実験の中止によって唯一の肉親であった姉とも離別。
当時参加していた実験で既にU.G.S.F.の訓練課程を一通り終わらせていた事からダンデリオン恒星系にある士官学校で卒業式を迎えていた際、ジョディと出会う。
幼少期から閉ざされた実験施設で育って来た事と、家族から見捨てられたという思込みから人間不信に陥っている一方、理不尽な世界から人々の幸せを守りたいと願う心優しい一面もある。

外見上の銀河人換算年齢では12才程度（ただし軍人としての戦闘能力は銀河人換算では20代中盤、少尉～中尉相当とされる）。
銀河人とボスコニアンの混血5世、いわゆるウ・ジアラ・ボスコニアンであり、純血種ボスコニアンほどの戦闘能力は持たないが、ボスコニア国防軍において航宙機パイロットとしての経験を磨いていた。パステルピンクのポニーテールがトレードマーク。 年齢換算上ではカケルと同年代であるはずだが、戦闘に特化されたボスコニアンの遺伝子特性から、彼よりも頭一つ背は高い。 純血のボスコニアン（ジアラ・ボスコニアン）主体で構成されるボスコニア国防軍内では銀河人でもなければボスコニアンでもない不完全な存在と見做されており、本人も自分は銀河人にもボスコニアンにもなれない存在だと劣等感を抱えているが、強い正義感と行動力を持っている。

ライトブラウンのツインテールがトレードマーク、好奇心旺盛で快活な性格の混血ボスコニアン。
銀河人の文化に戸惑いながらも、ナガセの冷静な判断にサポートされながら生活している。
TVゲームとXタイプビークルの操縦が得意。
体格とパーソナリティから推測すると、銀河人換算では12歳相当であり、銀河人の軍人としては最年少組に位置するカケルとも体格はあまり変わらない。

整えられた黒い長髪がトレードマークの、ボスコニアンらしからぬ風体の少女。
銀河人の価値観に興味を持っており、自分なりに分析し、解説する事を趣味としており、周りのボスコニアン達の相談役にもなっている。
ミィニャよりやや背は高く、銀河人換算での年齢は13歳相当と考えられる。

キタキツネを思わせる頭部を持つ外宇宙種族・ケプラー人の少年。
カケルと同じ戦災孤児で幼馴染、ツッコミ役であると共に、理解者である。
パイロットとしての適性はカケルにはやや劣るが、メカニックとしての技術は高く評価されている。
美しいノーズと黒い瞳がトレードマーク。

銀河人・ボスコニアン混成艦隊ラベンダーフリートの司令官。
元々U.G.S.F.中央司令部の優秀な将校であったが、政治的な争いに巻き込まれた為、長らく予備役に甘んじており、ラベンダーフリート結成に及んで現役復帰を果たす。
メンバーの良き親代わりでもあり、スキンヘッドがトレードマークの黒人。

ラベンダーフリートのチーフメディック。
外にはねた金髪のロングヘア―がトレードマーク。
砂糖を少し多めに入れた紅茶が大好きでいつも愛飲している。

ボスコニア国防軍第7航宙機師団・第4航空団第2小隊隊長。
ボスコニア国防軍のエース部隊・レイピア小隊の筆頭格。
プライドが高く、あくまで生粋の純血ボスコニアンとしての生き方と思想を重んじる性格から、ボスコニアンと銀河人の混血児であるジョディを疎ましく思っている。
血の気が多く、時として周りから諫められる事もしばしばある。
コールサインは「レイピア1」

ボスコニア国防軍第3航宙機師団の司令官。
ボスコニア共和国建国以降に難民として同国に亡命してきた純血ボスコニアンが、多数派である混血ボスコニアンから安価な労働力として搾取されている現状を憂い、純血ボスコニアンの権利擁立を図るべくゴールドマン議長に接触する。

56歳、巨大企業体ゼネラルリソース社の常務、そしてグループ社である民間軍事会社ゼネラル航宙警備保障の副社長を経て、銀河連邦政府の下院議員議長となる。
ゼネラルリソース側の意向を議会に浸透させるフィクサーでもあり、ダンデリオン危機においてはボスコニア共和国の政権転覆と純血ボスコニアンの人口比率拡大を促し、戦闘に特化された遺伝子を持つボスコニアン達を経済支援の名目でゼネラルリソース側の民間軍事会社に取り込む事で銀河連邦内での主導権を握ろうと画策している。
白髪とバイザーがトレードマーク。