スターラインマスター Episode02 ドークト・ウォー Tales01

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ドークト・ウォー Tales01 運命を決められた子供達

白井黒子と美城プロダクションプロデューサーの会話

月島瑠璃子誘拐事件直後

――地球管区・ノースポイント豊洲エリア 高速艇での会話
白井「ねぇ、美城のプロデューサーさん。
強いドークトを持つ人間が地球で生まれるようになって4半世紀、銀河連邦は連戦連勝を重ねてきましたわ。
強いドークトを持つ兵士によって守られる平和。
けれどもそれにどれだけの犠牲が支払われたかご存じですか?」
武内「噂には聞いた事があります。地球で生まれた強いドークトを持つ子供達は学園都市で保護されるのが一般的ですが、最初期の頃は違法な人体実験がティターンズと共に行われてたいたと」
白井「学園都市は建前として不穏分子から強いドークトを持つ子供達を保護し育成する為に作られましたわ。
けれども銀河連邦の老人達は、自分の孫と同い年の子供達を促成栽培のドークト保持兵士へと訓練し最前線に送り込む事しか考えておりませんの。
ある子供はアイドルパイロッツとして芸能事務所に、ある子供は半ば強引にティターンズへの配属を命じられ、そこから銀河連邦宇宙軍U.G.S.F.に派兵され最前線に送り出される。
私達、強いドークトを持つ子供達に選択肢はありませんわ。
そうやって、なり振り構わない手段で維持される平和、どう思います?」
武内「例えそれが間違っていても、我々は平和を守らなければなりません……」
白井「貴方が人間として正しい事をした結果、敗北と敵への従属を強いられる未来を望まないのは当然だと思いますわ。
これまでの歴史で敵に従属した国家の未来は悲惨な物ばかりでしたし、従属の犠牲になった人達の名前で歴史の図書館は一杯ですから。
けれどもプロデューサーも判っているはずですわ。
非人道的行為で補完される平和と、人道主義の末に迎える従属にそう違いはない事を。
運命を決められたドークトを持つ子供達の犠牲から目を背け、アイドルパイロッツの活躍に歓喜する市民は、今も続く戦争を無かったことにして体制に従属している事に他なりませんわ。
けれどもそんな事を続ければ、いつか代償を払う日が来る……大きな罰を受ける事になると思いますわ」
武内「罰、誰が罰を下すんですか?」 赤羽根「神様が天罰を下すと?」 白井「この街では誰もが神様ですわ。居ながらにしてその目で見、その手で触れることのできぬあらゆる現実を知る何一つしない神様。神がやらければ人がやる。私達が彼らに追い付けなければ……」



このTalesは劇場版機動警察パトレイバー2のオマージュです

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