エースコンバット7からの人も、そうでない人にもお勧めしたい・現在楽しめるUGSF関連作品一覧(draft2)
2019年1月17日、エースコンバットシリーズの最新作、エースコンバット7が発売され、これまで一連のバンダイナムコ(ナムコ)作品を同一世界観で包括するUGSF関連作で大きな変化が起きました。
それは、UGSFシリーズ公式サイトにおいて、これらUGSFシリーズ関連作の時系列で基点となる作品がエースコンバット3であると示されていましたが、エースコンバットシリーズ各作品と同一時系列に存在するエースコンバット7がエースコンバット3の前日譚であり、一連のエースコンバットシリーズが一通りUGSFの時系列に組み込まれ、その世界観は更に広がったという点にあります。
この話については去る2019年1月26日の4gamer様の記事に詳細が書かれております。
その一方で、SNS上ではエースコンバットファン側から「UGSFシリーズといってもどのコンテンツを遊べばいいのか」と言う声も見受けられました。
そこで今回、公式配信ですぐ楽しめるUGSF関連タイトルや、オンラインショップで手に入る公式資料、二次創作コンテンツは勿論、現存する体感筐体を現在もプレイ可能なロケーション等を説明と共にまとめましたので、参考にして見て下さい。
銀河連邦宇宙軍UGSFに栄光あれ!
公式ゲームタイトル一覧
エースコンバット7(PlayStation Storeはこちら)
言うまでも無く、エースコンバット3へと続く作品です。
国境が消え、多国籍企業による企業間戦争の時代=エースコンバット3へ至るまでに何があったかを知るには十分……というよりも、既に皆さんは購入済みかと思いますが、ここを基点にお話を進めて行きたいと思います。
ギャラクシアン3(PlayStation Storeはこちら)
エースコンバット3から200年後の世界を描くゲームで、こちらもPSストアで配信中です。
プレイヤーはゼネラルリソース社が開発した重戦闘機SF-42ドラグーン Dプラン改のガンナー(射撃手)となり、敵対勢力UIMSの惑星破壊兵器キャノンシードを破壊する任務に挑みます。
ゲームシステムはいわゆる一人称視点の3Dガンシューティングゲームで、グラフィックこそ初代PlayStationレベルではありますが、ドラグーンのマニューバーとカメラワークの妙を楽しむ事が出来ます。
同ゲームはアーケードゲーム用の筐体「シアター6」での稼動実績があり、その臨場感は今日の体感ゲームとひけをとりません。
もし、各種HMDや大型プロジェクターをお持ちの方であれば、併用する事で更に楽しい体験を得られるでしょう。
シアター6筐体の稼動風景は下記の動画をご覧下さい。
スターブレードα(PlayStation Storeはこちら)
こちらのスターブレードはエースコンバット3から300年後を描いており、同じくPSストアで配信中です。
プレイヤーは軍主導で開発された航宙戦闘機FX-01によって編成されたチーム・スターブレード・ジオソード小隊のメンバーとなり、100年の間を経て再度襲来したUIMSの機動艦隊や要塞、そして司令ユニット「コマンダー」と戦います。
基本的なシステムは前述のギャラクシアン3と変わりませんが、より多種多様なシチュエーションでの戦闘が繰り広げられる上、プレイ時間も長い為、やりこみにはもってこいと言えるでしょう。
尚、このFX-01は後の時代に量産化され、当時の小隊名を以って、ジオソードと命名されたモデルが現代のF-4ファントムさながらの長期に渡るベストセラー機として活躍する事となります。
バウンティ・ハウンズ(PlayStation Storeはこちら)
バウンティハウンズは西暦2298年、エースコンバット3から258年後のゼネラルリソース社の持つ民間軍事会社「バウンティハウンズ」による地上戦を描いたゲームで、先ほどまで紹介した一人称シューティングとは違い、無双系の三人称アクションゲームです。
ゼネラルリソース社の持つ私軍と言えば、エースコンバット3のゼネラル航空警備保障・GRDFが有名ですが、それ以外にも数多くの私軍・私兵をゼネラルリソース、ニューコム双方が所有し、直接戦闘以外でも様々な駆け引きがあった事が暗示されております。
無双系アクションゲームは今日のゲームでは一般的ですので、比較的遊びやすいかもしれません。
ミスタードリラー(PlayStation Storeはこちら)|ミスタードリラー・アンコール(Steam版)|ミスタードリラー・アンコール(Switch版)
ミスタードリラーは今まで紹介したゲームとうってかわって、パステル調の色彩で彩られたファンタジックなパズルゲームになっています。
非常にやりこみ要素も強く、UGSFやエースコンバットとは無関係に誰でも楽しくプレイ出来るので、管理人のイチオシでもあります(アーケード版もあったので、かなり遊びました)
時代設定は西暦2399年、エースコンバット3から299年後の世界ですが、主人公ホリ・ススムの父は同じくUGSFシリーズのディグダグの主人公ホリ・タイゾウ、母は同じくバラデュークと爆突機銃艇の主人公ホリ・マスヨ(コードネーム・KISSY)であり、ゲーム本編外でも物語は進んでいた事が見えてきます。
詳細はUGSFシリーズ公式サイトのディグダグ、バラデュークをご覧下さい。
ギャラガウォーズ・iOS版 | ギャラガウォーズ・android版
ギャラガウォーズは2019年現在、エースコンバット7の一つ前にリリースされたUGSF作品で、軽快なスマートフォン・タブレット向け縦シューティングゲームです。
グラフィックやゲームバランスも昨今の事情にあわせて洗練されており、先に取り上げたスターブレードの自機、FX-01を始めとするUGSFシリーズの名機を選んで遊べますので、UGSF世界における愛機を探すにはもってこいでしょう。
惜しむべくは、大人の事情もあるのか、まだUGSF公式サイトの年表に記載されていないと言う所でしょうか。
しかしながらUGSFの世界は十分に味わえる名作でしょう。
スターイクシオン(amazon通販はこちら)
こちらのスターイクシオンはスターらスターを発展させたゲームで、複数の銀河連邦宇宙軍UGSFのパイロットとなり、複数の機体を使い分け、未知なる敵、ザディーンをはじめとする外宇宙勢力と戦うSTG&ストラテジーです。
プレイヤーは宇宙マップに点在する敵編隊を選択し、味方惑星、味方基地を防衛しながら戦闘を進めていきます。
ゼビウス3D/G+(PlayStation Storeはこちら)
ゼビウス3D/G+はかつての縦シューティングゲームの名作、ゼビウスを3DCGでリビルドした作品ですが、現在UGSFシリーズ公式サイトにおいても年表が記載されてはいません。
しかし、同公式サイトで紹介されているゲーム「NewSpaceOrder」公式サイトにおいてはこのゼビウスシリーズの主役機・ソルバルウがUGSFシリーズの世界線で後に登場する事、そして、人類と敵対する生体コンピューター・ガンプがUGSF世界線で起きた数々の惨劇や戦争に関与している事が記されており、この生体コンピューター・ガンプがゼビウスシリーズの世界線とUGSFシリーズの世界線を自由に往来し、そして干渉する事が可能であり、複数の世界線を跨いでの決戦が将来起き得る事を示唆しています。
事実、NewSpaceOrderに登場する敵対勢力「ゾ・アウス(通称:軍事帝国)」のテーマ曲はこのゼビウスシリーズの世界で使われていたゼビ語で作られており、この勢力の背後に何かがある事を暗示しております。
今のところ、直接的な関係にあるとは言い難いのですが、もし興味があればこちらもプレイしてみてはいかがでしょうか。
尚、ゼビ語で書かれたゾ・アウスのテーマ曲は、手前味噌ですが過去に私が耳コピした音源が歌詞とセットで公開されておりますので興味のある方はどうぞご覧下さい。
エースコンバット/UGSF関連書籍一覧※
こちらは公式ショップが存在しない為、Amazonへのリンクとなっております。
ご了承下さい
- ナムコ公式ガイドブック エースコンバット3 エレクトロスフィア
エースコンバット7以降国境が消え、後のUGSF世界における二大勢力ゼネラルリソースとニューコムの台頭と両者の武力衝突を描いたエースコンバット3の設定資料やCGを収録しています。
- ギャラクシアン3公式設定資料集 (Tokuma intermedia mook)
エースコンバット3から200年後の戦争を描いたギャラクシアン3の公式設定資料集です。
UGSFシリーズ公式サイトでも公開されていない貴重な設定資料や原画、そしてSF作家、野田昌宏さんによる西暦2243年のエース達を描くGalaxian3小説版が収録されており、ボリューム感はもとより、当時の世界を知るには一番の資料かもしれません。
- 遠山茂樹作品集
ギャラクシアン3のメインスタッフとしてゲームのコンセプトからメカ&ロゴデザインをこなし、UGSFシリーズの礎を作られたゲーム&メカニックデザイナーである遠山茂樹さんへのインタビューと、当時のデザイン資料をまとめた本です。
UGSFの実質的なフラグシップタイトルであるギャラクシアン3とスターブレードについて詳しい情報が掲載されております。
- 遠山茂樹作品集・アートワークス編
こちらも同じく遠山茂樹さんによるUGSFシリーズ関連タイトルについての設定・デザインが多数掲載されています。
ギャラクシアン3は勿論、ゼビウス、スターラスター、サンダーセプターといった、UGSFシリーズでも重要なタイトルについての資料等も。
- 小説ゼビウスファードラウトサーガ
ゲーム・ゼビウスの作者であり、その設定資料とシナリオも手がけられた遠藤雅伸さんによる小説です。
地球で生まれ、人類の発展の為に生み出されたAI・ガンプは何故人類に反旗を翻したのか?
そして、ガンプを倒すべく産み出された最強の戦闘機ソルバルウはいかにして地球で開発されたのか。
その全てがこの小説には存在します。
- しんぐんデストロ~イ!公式設定資料集 (桜ノ杜ぶんこ)
現在は既にサービス中止となってしまいましたが、UGSFシリーズ直近では最新作であった同ゲームの公式設定資料集です。
UGSFシリーズの資料集としてはこれが最も新しいものになります。
同人・カタログIPオープン化プロジェクト作品一覧
ゲーム以外でも有志によるUGSF関連作品は多数あります。
その中でも現在閲覧可能な作品のうち、お勧めの作品を独断と偏見で選んでみました。
迫撃のギャラクシアン
青組ソフトウェアのAOさんによるバンダイナムコエンターテインメント・カタログIPオープン化プロジェクトで許諾を得て作られたiOS用3Dシューティングゲームです。
名前の通り、ナムコUGSFシリーズの初期作「ギャラクシアン」に登場した敵対勢力「ギャラガ」の大編隊を相手に一人称視点で戦いを挑む内容となっています。
こちらは、画面上のバーチャルパッドを使い、一人称視点で3Dシューティングを楽しめます。
また、iphone用のVRゴーグル類があれば、立体視でより臨場感のあるゲームが楽しめますが、VRモードをオフにすればゴーグル等の外部デバイス無しでも遊べますのでご安心下さい。
「Legend of Dragoon 姫と魔法とニヤリ部隊」
UGSFファンサークルの老舗、ニヤリ部隊のalexさんによるLegend of Dragoonシリーズの新シーズン作品です。
Legend of Dragoonはギャラクシアン3・アタックオブ・ゾルギア(西暦2311年)以降のUGSF特殊部隊の活躍を描くコメディあり、シリアスありと起伏に富んだ長編小説シリーズですが(既刊は現在絶版の模様)その最新シーズンではより新しいUGSF作品の設定も取り込みつつ、非常に親しみを感じるキャラクター描写がされており、SFはちょっと……という方でもお楽しみ頂けます。
UGSF系GALAXIAN^3のラノベ「Legend of Dragoon 姫と魔法とニヤリ部隊」
軍の落ちこぼれ達が重戦闘機ドラグーンに乗り込み、ノリと勢いとゲーム感覚で地球人類を救う話https://t.co/KHrAYjMqGx 最終話https://t.co/ZhnIsbwtRa 第三話https://t.co/WJScMSkAPy 第二話https://t.co/YWuQAUvEog 第一話— alex@ (@alex8774b) 2018年10月11日
U.G.S.F.MAGAZINE.
Natuameさんが主宰するサークル「U.G.S.F.UNIVERSE.」によるCG&UGSF関連作品の設定資料をまとめた同人誌です。
各種メカニクスのCGは勿論、設定資料のテキストも充実しており、いわゆるメカ・設定マニアな方にはたまらない一冊を毎シーズン頒布されております。
もし、この手のジャンルでメカ・設定が大好きな方なら満足出来る事この上無しです。
Galaxian 2279
TOKASさんによる短編小説です。
ナムコのUGSFシリーズ初期作「Galaxian」年表上では西暦2279年に勃発した戦いはどのような物だったのか、パイロットやエンジニアの目線から描きます。
圧倒的物量で押し寄せる外宇宙種族「ギャラガ」に人類は、UGSFは、どのように対処したのかを歴史小説さながらに綴っていますのでご一読を。
しんぐんデストロ~イ! -THE STORY OF OLIOUS-
既にサービス終了となってしまいましたが、UGSFシリーズにおいて群像劇を始めて描いたゲーム、しんぐんデストロ~イ!の劇中で語られたシナリオと、設定にありながらもゲーム内で未収録となった設定・エピソードを盛り込み、設定と物語の補完を試みた、あいさすPによるサウンドノベル式動画です。
現行のUGSFシリーズでは比較的新しく定義された設定も盛り込まれております。
スターブレード・ジ・アニメーション―オペレーションプロミネンス―
はい、自作自演です。スミマセンw
スターブレード以降、UGSFの主力航宙機となったジオソード、その後継機であるジオキャリバーによる戦闘シーンがメインですが、物語としてはUGSF公式サイトにある西暦2489年の地球人(銀河人)と外宇宙種族ボスコニアンによる和平条約締結の後日談として、今日の世界で起きている諸問題は、果たしてこの時代でも繰り返されるのか、或いは……?
と言った内容で深夜アニメ1話分のボリュームで完結させたアニメ作品です。
スターブレード・ジ・アニメーション―オペレーション・ホワイトスノー―
オペレーションプロミネンスと打って変わって、こちらは地球人とボスコニアンの人間ドラマを描いた作品となっています戦闘シーンもドラマシーンもボリューム感たっぷりの作品に仕上がっています。
と言った内容で深夜アニメ1話分のボリュームで完結させたアニメ作品です。
ゲーム筐体所有施設の紹介
有志団体アーケードゲーム博物館計画
Keiさんが主宰し、多種多様なアーケードゲームのプレイアブル保存・公開を行っており、前述の西暦2243年のUGSFを描いたゲーム、ギャラクシアン3のシアター6筐体も不定期でプレイアブル公開されている団体です。
当日のコンディションによってミッションの入れ替え(西暦2243年・ギャラクシアン3・プロジェクトドラグーン、西暦2311年・ギャラクシアン3・アタックオブゾルギア)もあります。
実際にプレイするシアター6の没入感は現代のVRコンテンツと肩を並べる物ですので、是非、現地に足を運べる方はエースコンバット7・エースコンバット3から200年後のエースを体験してみてはいかがでしょうか。
UGSF以外にもレアなレトロゲームが多数公開されていますので、こちらもお勧めです。
上記ゲームのプレイに必要なハードウェア
本項で紹介したゲームがプレイ出来るハードウェアは次の通りです。
お手持ちのハードウェアがプレイしてみたいゲームに対応していない場合はこちらから調達してみてはいかがでしょうか?
(極力、ネットショッピングに出回っている物で極端に古いハード以外は新品を探しました)
現状、PS3とPSVITAがあれば大体賄えるのですけれども……今現在、PS3/PS Vitaまで対応になっている過去作が今後、PS4でもプレイ出来るようになれば良いのですが、バンナムさんとソニーさん次第と言うところでしょうか……
- PlayStation4 ジェット・ブラック500GB
- PlayStation3 クラシック・ホワイト250GB
- PlayStation Vita本体 Wi-Fiモデル ブラック [PCH-2000ZA11]
- PSP バイブラントブルー PSP-3000VB
- SIMフリー iphone 6s 32gb spacegray スペースグレイ
- Android HUAWEI HUAWEI nova lite 2 3GB/32GB SIMフリー NOVALITE2/BLUE
UGSFライフを更に楽しめるかもしれないアイテム類
前述の通り、スターブレードやギャラクシアン3は大画面スクリーンでかなりの臨場感が味わえます。
そこで、PS3と併用出来るプロジェクターを探してみました。
いかがでしたでしょうか?
これらの情報が皆様のエースコンバット×UGSFライフに役立てば幸いです。
(各種ハードウェアは外部サイトのショップです。当サイトはこれらサイトで発生した事案について責任は負いかねますのでご了承下さい)